【カレーメシ】レトルトカレーを炊くとQOLが跳ね上がる
先日実家から「レトルトカレーが余ってるから食べて」と言われ、6食分のレトルトカレーを渡された。
賞味期限も長いし、食糧が尽きたときにでもちまちま食べるかと、軽い気持ちで譲り受けた私。
まさかそれが悲劇の始まりになるとも知らずに……。
悲劇の始まり
それは1袋目を食べたときに、早速起きた。
胃もたれである。
偶然胃が弱っていたのだろうと思い、2袋目に手を出すも、同じく撃沈。
体の右側を下にして早寝するほかなかった。
調べてみると、レトルトカレーや市販のカレールウには動物性油脂が大量に含まれており、 これらで胃もたれを起こす人は「動物性油脂に異常に弱い」人だとのこと。
思い返すと、20歳を過ぎてから市販のカレールウ+鶏もも肉や、とんこつラーメンなどで胃腸の雲行きが怪しくなることが増えた。
これが老いか……
早すぎる……
3袋目はカレーの油分を掬い取りフライパンで調理した。
胃もたれは回避できたが、「これをあと3袋続けるのはむり」という結論に至る。
使う労力が得られる効果にとても見合っていないのだ。
棚の上の段に押し込められたレトルトカレー3袋が潤んだ瞳でこちらを見つめてくる。
手間をかけず、美味しく彼らを食べてあげられないだろうか。
なんとかしてレトルトカレーを消費しよう
そう思い立ち検索したところこちらのレシピを見つけた。 「ビリヤニ風炊き込みご飯」である。
このレシピを提案した女性は毎朝レトルトカレーを食べているとのこと。
なんと動物性油脂に強い消化器官だろうか。
胃の強さだけでカーストが決まる階級社会だったら、この女性は煌びやかな衣装を纏って毎朝レトルトカレーを口にし、私は汚いボロ切れ姿で雑草を貪っているだろう。
そして、食べたら胃もたれすることを知らないまま、「1度でいいからレトルトカレーを食べたかった……」という遺言を残してこの世を去るのだ。
1回で胃もたれする油量でも、何回かに分けて摂取すればなんとかなるのではないか?
ということで、上記「ビリヤニ風炊き込みご飯」を基にレトルトカレーをアレンジしようと思う。
レシピ
材料
炊飯器3合分の分量である。
材料 | 分量 |
---|---|
米 | 1合 |
レトルトカレー | 1食分 |
鶏むね肉 | 150~200g |
好きな野菜 | 適量 |
水 | 適量 |
野菜はあまりものを好きに入れてほしい。
カレーに合うものなら大抵美味しいかと思う。
※追記 トマトは入れすぎ注意。酸味の権化になる。
野菜と水の分量は後述する。
手順
米を研ぐ
野菜以外の材料を炊飯釜に投入する
どろどろのレトルトカレーが釜に注がれる様子は見るに堪えないかもしれないが、心を鬼にして全量を注ぎ切ってほしい。
3合の目盛りに到達するまで野菜を投入する
今回は玉ねぎ1/2個、しめじ1/2房、トマト缶1/2を使った。
3合ひたひたまで水を入れる
水の量はお好みでいい。
ただし3合炊きの炊飯器で水の量が3合を超えると吹きこぼれる。
炊飯
出来上がり
炊き上がったら、鶏むね肉がほぐれるようにしっかり混ぜる。
美味しいんだ、これが
そして何より、胃もたれを回避できる。
私は日清のカレーメシが大好きで、小さめのサイズながら1食200円以上という強気な価格設定でもついつい買ってしまう。
(もちろんハヤシメシも大好き)
しかしこのレシピなら自分でカレーメシを作ることができるのである。
QOLが跳ね上がるわけだ。まいったな。